『自由くん』と『孤独ちゃん』

自由と孤独は表裏一体

シソンヌライブ[sept]DVD発売にあたり、勝手に大いに語るの巻。[Part.2]

[Part.1からのつづき]

 

※当時?の自分のツイートやメモ等を参照にして[sept]の内容の感想をガッツリ自己満足だけで書いていますが(メモって何だよまじで)、ネタバレ嫌な人は読まないでね♡ でも、ネタの本筋とかはきちんと書かないので、気になる人がもし居るなら(読んでる人いないから大丈夫でしょうが)、DVDを「買って」観てください。

 

なんか、昨日の記事で、「前半」「後半」ってやたら出てきたけど、この前後半は、1本のライブの前後半ということではなくて、公演期間の前後半ということです。今後出てきたらそういうことで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【成美と百花】

初見の日、確かこのネタの時だったと思うんだけど、客席から、誰も笑ってないトコで急に笑った男性が居たんだが、めちゃめちゃ東野さんの声に似てたんだよなぁ。あの日観に来てたのかな。未だに、というか永遠の謎ですが。。

このネタは、毎回観るたんびに変わるトコ(増えるボケ)が割と多くて、だから楽しみで楽しみで仕方無かった。

ライブでは最初に出てくる女性役のじろうさんなんだけど、スタイル良いから普通に綺麗だったな。考えてみたら、女装のじろうさんをここで初めてナマで観たんだけど、本当に女性に見えてくる…という皆さんの意見に納得!またここも衣裳さんグッジョブ!と。成美、綺麗だったもん。あのスカーフとかさぁ。いい感じっすよ全くー。車掌さんに対して〝裏拳〟で「もうヤダ!」って言う時、スカートがクルっ・ふわっと広がってめっちゃ良かったんだよなぁ〜(何だそれ)。だからあのスカートの丈も絶妙な長さで非常に良かった。[sept]のDVD、会場できっちり予約してたくせに、アザージャケットがこのネタの写真だと知ってから、AmazonでもDVD予約しちゃったもんね、どうしてもアザージャケット欲しくて。そんぐらい、好き。(てか、今回は珍しく?おばさん役は無かったね!いや、強いて言うなら成美がおばさん系?でもきっと私より年下だろうしなぁ。おばさんと思いたくないよ笑。次回はもうちょい歳いったおばさん役をナマで観たいもんだ。)

これまでのシソンヌライブのDVDを観ていて、もうちょい下ネタがあるイメージだったんだけど、今回ここまで見受けられなかったもんだから、このネタでの「私、女優なんです」「はぁ…」というくだり、ソッチ系の女優さんかな、ってね、勝手に思ったりしてたわけですよ初見の頃は。だってネタが痴漢(痴女)だしね、、、というのはもう完全に言い訳ですけども。でも中〜後半の方は長谷川さん演ずる車掌さんが、「女優さんなんですね!」と普通〜に受け入れていて、あぁ、ただの私の勘違いかと…。自分の中で勝手に勘違いして勝手に恥ずかしかったです。ハイ(苦笑)。つーか、そんなにわかりづらい下ネタは入れてこないスよね…これまでのコントに放り込んでた下ネタ、あからさまな単語とか結構判り易かったもんな。笑

後半の方は、百花になる時、立ち方以外に声色も少し変わっていて、百花の変わっていくさまとかも含めて面白かったです。百花の目が据わってるとこも面白くて好き!あ、電車を待ってる時は成美の目も据わってたか。一点集中して車掌さん困らせてたもんね。笑

「成美」「百花」「もう一人知らない人」が出てくるわけだが、その〝知らない人〟に関しては、私はチュートの徳井さんのキャラ〝ヨギータ〟を思い出していたよ笑(ヨギータのネタのブリッジ部分ね)。初見の日は、その〝知らない人〟の最初のポーズが私には見えていなくて(前の人の頭で)、お客さんがみんな笑っているのに私には何も伝わっていなかった、あの瞬間はどうしようもない置いてけぼり感で寂しかった…あの寂しさは今も忘れられない…。やっぱり、単独は2回以上観なきゃダメだなと思った瞬間でした。

7回観ても最後まで分からなかったのは車掌さんの名札!「長谷川」って書いてあるのかと思いきや2文字の苗字だったから、何て書いてあるんだろうと思ってそこばっか毎回ジーーッと見ちゃう時間があったけど、結局最後までよく見えんかったんだよなぁ。無念。(でも、何となく「松丘」って見えた気もして、もしやラストのネタのマツオカちゃんと何らかの関係があるのか?!としばらくはワクワクしてたりもしたんだが、結局ライブ終わってからマツオカちゃんは「松岡」だと判ったため、思い過ごしだったようです…苦笑)

車掌さんが成美に連絡先を記入してもらう時、成美と百花で手帳を取ったり渡したりして誰が持ってるのか分からない、というくだりがあって、そこって実際会場ではガンとハネてたわけでは無かった(あくまでも私が行った時は)のだけど、私はもう一人で可笑しくて可笑しくて、そのくだり始まったら(何なら始まりそうな瞬間から)ずっと笑っちゃってた。あれ、何回観てもほんと面白い。やるって分かってても面白い!流れで車掌さんに手帳を返すまで、ね。百花、最初は「悪いのは私。成美は悪くない!」つって成美を庇ってたクセに、ここのくだりでは百花自身が「私は悪くない!」つっちゃってて、もうどっちだよ百花…って心でツッコんでおりました。笑

成美がホームで本意気の稽古を始める『通勤物語』、稽古の内容が毎回違ってたから、ここもいつも楽しみで仕方なかった。小高い場所(椅子)に上って毎回激しめに稽古やってたけど、ほんと最高だった!いやアレできてなんで痴漢の演技できないんだよもう!笑  「痴漢する勇気があれば何だってできる」っていう車掌さんの励ましは可笑しいけどもさ!笑

よく考えれば、明日が本番なのに犯罪おかして、本番飛ばす可能性あるのに…やっぱり変って言われてるだけあるよ成美!ぶっ飛んでて好きだよ成美!

ホームのギリギリを走ったり、バッグが失くなって大騒ぎする姿や、苦行の時の歩き方などなど、、、オモシロ盛り沢山だったー。失くなったと騒いでたバッグが見つかった時の、「良かった><」の顔とアクションは、もう完全に女性でした。で、そんな変な成美を諭す車掌さんは、どこまでも優しかった。

ハマったのは、「ドラムの神様」からの「無理の神様」のくだり。前半の方では、その2人の神様が一緒に居る程度だったけど、だんだんコラボし始まって、無理の神様がバンドやってて、〝無理〟ってTシャツ着てて、『無理』って曲まであるんだよw  私の中で高まった期待を毎回超えたボケで来るから、もう最高なくだりでした。あぁ、また観たいよアレ…。何なら〝無理〟ってTシャツ実際に欲しいぐらいだw

成美が去る時、百花の役を抜くアクションが毎回独特だったけど、実はこのアクションもあんまり見えない時が何回かあって、それが残念だった。EDトークで「あれはフリー演技だから」と話してたので、きっと毎回ちょっとずつ違ったのでしょう、でもあんまり見れてなかったのよーう。くーっ。

最後は車掌さんのエアギターで締まるわけですが、やっぱり私も成美と同じように、見た目で判断して悪いけど(笑)車掌さんはドラムやってたような気がしてなりませんでしたとさ。車掌さん、似合うよドラム。そしてドラムもギターに負けずかっこいいかんね?

相当どうでもいい話だけど、東京駅の八重洲から丸の内方面に抜ける道を歩いていると、やたら電車のガタンゴトンという音がよく聞こえる場所があって、そこを通るたんびに、あのエアギターの時の曲が頭を巡っちゃうんだよな。。一人で何考えてんだろ、と少し恥ずかしくなる。苦笑

ネタ中の電車は〝埼急線〟だったようだが、セットの案内図に書いてある英語?は1箇所思いっきり〝Saikyosen〟って書いてあって、わざとなんだかもう埼京線になっちゃってるじゃんよ、とセットもジーーッと見てた。でもあの時刻表とか案内図、本物みたいで凄かったな。

ちなみに、このネタのユリ的ヒット賞は、DVDには無いのが残念だけどやっぱり「次の曲〝無理〟です、って言ってます!」になっちゃうかなー。これほんと一番笑ったもん。DVDに入ってるだろうセリフの中でヒット賞を挙げるとするなら、「不安に打ち勝つための苦行です!」かなー。[six]のボクシングのネタでも「打ち勝つため」って出てくるけど、、、何かに打ち勝ちたい女性にはちょっと共感してしまうようだ、弱いから私。笑

 

【映像②】

警察24時みたいな、駅の事務所に隠しカメラ設置して、犯罪者を映してるドキュメント、的な映像。

バレリーナの女の子がキセルして、泣きながら事務所に入ってくるんだが、まぁー女の子がデカイ。笑

服装は〝女の子〟って感じで可愛かったけど、遠近法も邪魔して、デカさばかりが気になってしまったw

長谷川さんは本当に駅員さんとして居そうな感じで、またこの子にも優しく諭してるんだよね。本当にそういう番組を観ているみたいだった。女の子も、デカさは置いといて(笑)、泣きすぎて喋れなくなるあの感じとか、やっぱじろうさん凄いなと。何なら、目線入っちゃってたけど素顔も見てみたかった。とりあえずあの女の子、口ばかりで全然反省してないように感じた笑。つか、すげー甘やかされて育ったんだろうな感。泣きもきっと演技なんじゃないのかな、と感じさせる。

この時使われてた音楽も、ホントに警察24時っぽいような雰囲気だったなと思う。

 

【割烹SHU】

前の映像の薄明かりのもとセットが出てきて、えーアレって[une]の【名店への道】のカウンターのセットっぽくない?と初見の日ワクワクしてた。と、そっちに注目してると暗転後シモテにスポット点いて、長谷川さん演じる〝師匠〟が居る。てか、この時も音楽とか照明とか、使い方がホント秀逸だなと。ドアの中から漏れる灯り、聞こえてくる音楽、店に入って階下に下りる感じ、、、めちゃめちゃ分かり易く伝わってくるもの。凄いとしか言いようがない。〝エイジア・ポーチ〟っていう雑貨屋の名前、カタカナで書いてあったのかなぁ?英語で書いてあったのかなぁ?どうしても、横文字嫌いな師匠が「Asia」を「エイジア」とは読まない気がしちゃって…w

階下には結局小料理屋があったわけで、板前の「アキラ」も、女子大生から「たもつ」と呼ばれており…【名店への道】のネタと繋がりがあるとやがて気づく。こういう、他のネタと繋がっていたり、伏線張ってたりするネタに、私はヤラレて、そしてハマったの。[trois]での伏線も、ほんと圧倒されたもんなぁ。今回、「たもつさん」ってワードが出た時、興奮が抑えられなかったーーー!

ネタとしては、【名店への道 エピソードゼロ】という感じがした。〝割烹SHU〟は、まだたもっちゃん(本名はアキラですがたもっちゃんと言いたいのでそう書く)の駆け出しの店のようだったので。でもたもっちゃんは、昔っから実力のある板前さんだったんだね、きっと♡

お店の名前も、師匠の嫌がる横文字だね。さすがに「臭」は無理だけど笑、せめて「しゅう」とかにすれば良かったのに、たもっちゃん。筆文字が映えそうじゃない?しゅう。笑

しかし、師匠、横文字嫌いだと言いつつも、「アジアンテイスト」とか「あえてスルーさしてもらう」とか言っていて、いや横文字!って思ってたけどね。(ネタだろがw)

なぜ師匠からたもっちゃんが破門にされたのかは分からんが(卒業的な、いい意味での破門?)、そんなたもっちゃんが店を構え、師匠に味見をしに来てもらうというエピソード。2人はどれぐらいぶりの再会なんだろう?師匠もたもっちゃんも再会に涙していて、その泣きの演技が毎回爆笑だった笑。なんでたもっちゃん泣く時シャクレるんだよー!ぶちぶちのDVDのコントの、大御所俳優の大河原さん思い出しちゃったじゃないか。笑

師匠も、下唇を大きく震わせての泣き…「いや顔!w」って毎回面白かったなぁ!てか、長谷川さんの泣きの演技、他のネタでもホント巧くて好きだなー。

前半の方で、たもっちゃんと師匠が目頭を押さえる瞬間が丁度カブった日があって、ほんの一瞬の出来事だったけどこーれーが凄く面白かった!これについては、たまたまだったのか、私は一度しか見られなかったけどね。

お店のカウンターに、アジアン雑貨風の小物が最初からいくつか置いてあるんだけど、30年前にその場所がタイ料理屋だったから「アジアンテイスト」なのか、という師匠の話があって…でもその後に実はその小物は違う、という事が判明した時、よく作られてる話だなー!ってホント感銘を受けた。あれを判った時の誰もが、「いや昔っからある物じゃなくて、みつえちゃんかーい!」って思ったんじゃないかと…そんな気がする…。その、小物も無意味に置いてるわけじゃ無く、用途があるしねぇ。。すげぇほんと。

このネタは好きなシーン・好きなセリフ満載すぎた。師匠から「一番可愛がってた弟子っこ」と言われて体が熱くなっちゃうところ、団扇や包丁を〝渡辺徹持ち〟するところ(何だソレ)、「後ろ気をつけろ?」も好きだし(YouTubeでは「後ろ危ねぇぞ?」だったけど)、師匠の「アキラ〜」のラの巻き舌、たもっちゃんの巻き舌もいい。「あぁ、みつえちゃんか^ ^」って言う時の爽やか笑顔、電話切る時の「アーーーイ!」、お客さんから店を罰ゲームの対象にされて「あんた(のチーム)が負けたからこの店来たんだよ」って客が言ったとなぜか満面の笑顔で言うところ、「作らせて………いただきやす!」の絶妙なマ。臭すぎてイッちゃってるアキラをベルで戻してくれる師匠と(二度とベルなんかに反応するんじゃねぇぞ!と言う師匠が結局助けてくれる方法がベルだっつぅ。ね。)、2人で顔を見合わせて頷くくだり、、、もう、全部、全部好き!このネタ、どこを切り取っても大好き!ライブ終わって家に帰ってから、【名店への道】もDVDで観ちゃったじゃないかよ全くぅー!しかも何回もっ!

YouTube観てたら、体が熱くなっちゃったたもっちゃんに、「落ち着けよ!」って師匠がツッコんでたけど、他のネタでも「落ち着け」って長谷川さんがツッコむことホント多いよね笑。しょっちゅう「落ち着いて!」「落ち着いて下さい!」ってツッコんでるのを聞いてる気がするよ。意識してネタ観てると、大体必ず1回は言ってるような。まぁ、じろうさんのキャラが暴走するネタが多めだからだろうけどもね笑。いや、それが好きです。

あとYouTube観てて思ったのは、長谷川さんの師匠の演じ方がホント細かくてね。格好や喋り方だけでもオジサン感は凄い出てるけど、立ち方や動き、老眼の雰囲気とか…どっからどう見ても師匠。このネタ(に、限らず)、2人ともほんと凄い。そういう細かな部分にハッとしたいのもあって、何回も観ちゃうんだよネタを。飽きない。

それにしても、あの湯気の演出は凄かったなー。ニオイ的にドライアイスかなと思ったけど…あの仕組みどうなってんだろ?DVD撮影の日の〝ソワレ〟の時、結構序盤から湯気出てきちゃってたもんだから、その時だけはソワソワして(わぁ駄洒落っぽくなった…)、このあとどーなっちゃうんだろうと気が気じゃなかったけど、いつもはちゃんといい感じに湯気あがってたもんね。あのソワレの時も、別に普通にネタこなしてたし、あんくらいは想定内だったのかしら?でもYouTubeで見たら、あんなにソワソワした湯気はそうでもなかったから、、、大丈夫だったみたいだね。てか、ナマで観てた時はもっと毎回むわぁ〜って天井の方まで物凄く湯気が上がってた気がしたのに、YouTubeではそこまでじゃなかったから、そこは少し残念に思った。あの湯気の激しさが良かったので。カメラにはそんなに映らないのかなぁ??(YouTubeを観てる限り、最初の師匠の電話のくだりで、ソワレの時のやつを採用したっぽいと思われるのです。もしくは、1本のネタをマチ・ソワで編集しているのか…)

でも音の合わせ方とかもさ、ほんと凄いなと思った。たもっちゃんがあの太鼓の音楽の掛け声「ハーッ!」みたいなやつに合わせて「くっさー!」とか言うくだりは、本当に笑った。

食材も色々と変わったの出てきてたし、細かい小道具まで凄いなと。黄色い実、普通ならいい匂いなのになんで潰すと臭いんだよ…笑。あと、あの一見エビのようでちょっと見た目がグロい生き物?は一体なんなんだ!尻尾こすったのを離れて嗅ぐだけであんなクサイなんて、もう異臭騒ぎどころの話じゃ無いじゃないか!事件だよ事件!笑

確かにコワい、でも、めっちゃ興味ある店だなと。たもっちゃんは、そこで腕磨いて、やがて会員制の名店を築いていくんだね♡

最後、料理を提供する時の気合いの入った「アーーーイ!」で音が止まるあの感じとか、料理を口にした師匠のニッコリ笑顔、目がイッちゃって倒れてしまうアキラ…本当に締めまで大満足。よくぞあーいう構成にしてくれたなと。[sept]のコントは全部大好きだけど、どれかを1位とするならこのネタかもしれない。

クサイといえば、うちの母がカレーを作ってくれた日は、玄関を開けた瞬間にニンニク臭がぐわぁ〜っと襲ってきていて、なんとなくあの日の感じをね、ほんのり想い出してしまったりね。勿論、このネタの「臭い」がそんなニンニク臭とは全然違う種類の臭いであろうことは充分に承知しているし、このネタでノスタルジー感じてる場合でもないことは、自分が一番分かっているのだけどもね笑。色々なことに、亡き母を重ねてしまう自分も怖いわ。笑

ちなみに、このネタのユリ的ヒット賞は、「鼻が、清水の舞台から飛び降りました」「パブロフの板前です」この2つですな。初見の日、全体のユリ的ヒット賞になりかけたんだが、このあとの野村くんに獲られたのだ。笑

(っていうかヒット賞ってそもそも何…)

 

[つづく]