『自由くん』と『孤独ちゃん』

自由と孤独は表裏一体

今更だけどシソンヌライブ[モノクロ]2018 〜回想〜 Part.1

昨年行われたシソンヌライブ[モノクロ]2018。

今年も3月からまた全国をまわられるようで、こちらも本当に楽しみでもう何回行ったろうかとニヤニヤしておりますが…その前に昨年の[モノクロ]を自分勝手に大いに回想。

えぇ、ただ自分が残しときたいだけ。

「いやネタじゃん」いうツッコミも、百も承知。

と、いうのを踏まえて書いていきますよ、っと。

 

まず私はもちろん、[モノクロ]がスタートした時にはシソンヌファンでは全く無く、めちゃくちゃ途中からの参戦です。何なら初めて観た時も、一瞬にしてファンになったというわけでもなく…。それがいつの間にやらこんなにハマってるんだから、不思議なものです。

けど、初めて観た時から[sept]が始まるまでに、もう1回か2回[モノクロ]観に行っときたいなぁ〜、と思ったのはホント。(だったらあの日に引き込まれてたんだろ)

ま、結局は予定が合わなくて観に行けなかったのだけど。(もしくは寄席でも良かったんだが単独前なのでやってなかった)

 

しかしながら、何だかんだで計5回は観れたので感謝です。

 

後半戦から観に行った4回の中では、私は特に埼玉公演にハマったなぁー。じろうさんも声めちゃくちゃ出てたし、埼玉のホールの響きが他に比べて凄く良かった。天井高かった所為でもあるのかなぁ。大声のボケに弱い私からしたら(何それ)、本当に笑い止まらないぐらい大声が映えてた場所だったな、と。(だもんで2019年の埼玉会場は別の場所みたいなのでちょっとだけガッカリしている)

 

でもユーロライブも、お笑いライブとか落語とかよく行われてるだけあって、良い会場だったなぁ。セリフめっちゃ聞き取り易かったし。

 

とにかく言えることは、どの会場でも絶対に面白かった。

さすが。あっぱれ。よいやよいや。(何

もう何回観ても面白いから好きになったしハマったのよ。

なんでもっと早く観とかなかったかな、と思うくらい。

 

そしてネタについて。

タイトル分からないので、仮で入れときます。。

 

【本屋】

いっちばん初めに観た時は、まずシソンヌがどういうお2人かも解ってなかったので、じろうさんの女性役の巧さに対する衝撃。女装してるわけじゃないのに、あの演技だけでオバさんに見えてくるんだよなぁ。(〝オバさん〟じゃなかったらゴメン笑。)

あと、出てきた数秒で「変な人」って分かるという…笑。過呼吸?呼吸困難?の演技も、本当に巧いよなぁー…。倒れるじろうさんを受け止める長谷川さんの頼もしさ?も、とっても良かった。笑

っていうか、本屋に一度も行った事無い…って、一体どういう人生送ってきたんだろ。それ想像しただけでも面白くなってきちゃうよこっちは。。

でもあの女性が言ってる事、確かにな…って思う事いっぱいあった。

私だって、作者名も作品名も特に知らない…とか、思い出せない…とか、よく決めなかったりして本を探しに行った事あるし。〝なーんかこういう雰囲気の本欲しいんだよな〟とか〝あの内容の本って、誰の何ってヤツだっけ?〟とか思って本屋に行って…でも本を探す器械だと、作者とか作品名が分からないと検索できなかったりする。キーワードで検索できたとしても、今度は検索結果が何百件とか何千件とか出てきちゃったり。ニュアンスではうまく探せないんだよ…。もうね、これらに「イラっ」とした経験、実はあるんだよね私も。。正に「私に本は読むなと?!」状態。だからって確かに、店員さんから、思い当たるニュアンスの作品を何冊か挙げてもらうのも、、、違うんだよね。「オマエの読み古しを読みたいんじゃねーんだよこっちは!」みたいな笑。(荒いな。)〝私だけの運命の1冊〟を探したい気持ち、すんごく共感できた私です。。

それに、高い所に置いてある本は、確かに気軽に手は伸ばせないよね!背文字のタイトルだけ気になって、〝あぁ、アレ気になるなぁ、中、パラパラって読んでみたいなぁ〟って思っても、わざわざ店員さん呼んで取ってもらう程でも無いの。だって、取ってもらって、ちょっと読んでみて、、、でもいざ戻したかったらどうするの?わざわざ脚立とか持ってきて折角取ってもらったのに、すぐ戻すとか…超気まずくない??…もうぜーんぜん気軽な気持ちで手なんか伸ばせないよ、ねぇ。。私なんて背が低いから、これもとても共感できました…。高い所には置かないで欲しい。ほんと。

高い所にある本に手を伸ばすくだりは、『LIFE!』のWEB動画の【図書館とスカート】を思い出すね。あのムロさんとやってたやつ笑。てか、どっちかのネタから派生されてんのかな…?

ユーロライブでやった時、女性が高い所に手を伸ばすけど、地面から1ミリも足が離れてないくだりの動きを店員さんがマネして「こうしてる(手を伸ばしてる)だけの状態です」ってツッコむんだけど、それに対して「どういう事ですか?!何をおっしゃってるんですか?!」って聞き返してたボケが本当に面白かった。しかもここだけじゃなくて、「巨人御用達のお店なんじゃないですか?お会いした時より大きくなってませんか?!」「それはお客様がちょっとずつ下がっていってるからじゃないですか?」「どういう事ですか?!」…ここでも問い返していて、もう本っ当に笑った。最初こんな事言ってなかったよね…?このオバさん、全然ツッコミ効かないんだもの。笑

店員さんが、本を探す器械を紹介してくれた時「あの器械だけ置いといて、お客さんが欲しい本を店員さんが裏から持ってくれば済む話じゃないですか?!」って怒るクセに、実際に女性がその器械を使う番になったら、〝思い描いた本が飛び出してくる〟仕組みになっちゃってんの笑。いやさっき「店員さんが裏から持ってくれば」っつってたじゃーん。なぜ急にポンッと出てくる思考になるのさ笑。(いやネタだから)

「キーワード」のくだりも本当に面白かったなー。何故か「キーワード」は言えなくてずーっと「ツーワード」になっちゃってんのに、「木々がざわめいている」とか「木」は普通に言えんだもんね笑。つか、ユーロライブではこの「ツーワード」のくだりがやたら長くて、めちゃくちゃ面白かったなぁ!

最初に観た時は、「〝木〟っていう字に、棒を一本足すだけで〝本〟!」っていう話からの、「本屋さんって〝森〟なのね!」っていうセリフに、何か妙に説得力あるなぁー。って感心したものです。確かに…その発想は無かった!と思わされた単純な私。(え

あとこの時の、あごに人差し指を置いて、上目遣いで「ふ〜ん」って言う女性のポーズ、まじ可愛かった。

何度か日記にも書いてるけど、女性が森に飛び込むくだりはもう、テッパンで笑えた笑。そもそも大声のボケだからそれだけで大好物なのに、もうここのくだりずーーーっと面白い。永遠に観てられるんだよアレ。正直、ユーロライブの時まで気づいてなかったけど、あの森に飛び込む一連のくだりの後、店員さんが「あぁ、いや!イベントとかではございません!」って本屋の他の客に言っていて、それを聞いた時はもう最っ高に笑ったなぁ!

で、最終的に本の声が聞こえた「ドリカムの全歌詞集」を女性が買っていく?んだけど(この店員さんのチョイスまじ絶妙だよね)、この「全歌詞集」も何故かちゃんと言えなくて「ゼンコッセー」とか「ゼンカッセー」つってんの笑。まぁもちろん、「DREAMS COME TRUE」も言えないんだけど笑…滑舌悪い奴が出てくるネタも、シソンヌのネタによく出てくるよなぁ〜。けどこれに出てくる女性の場合、言えない単語は数個だから…ちょっと惜しいよね。笑

やっぱ、フル尺のネタって面白いよなー。一番最初に観た時はテレビサイズだったから、心掴まれなかったんだと思う!(今更。笑)

 

【海外研修旅行】

ここでのじろうさんは、人見知りキャラの土岐。一瞬でのキャラ変にはとても驚いたものです。。

長谷川さん演じるオダさんが、初めての海外(研修旅行)のため空港で迷って、でもインターンで一緒だった土岐を見かけて、声をかける…というもの。てか、私もどちらかというと人見知りなもんで、あのオダさんの近づいてきかた…苦手だなぁって思っちゃった笑。だって、知ってる顔だからっていきなり「ちょっとごめんね!インターンで一緒だったよね?!」ってタメ口で来るのはちょっと…。一応、初めて1対1で喋るんだったら、最初は敬語で入ってきて欲しいよね。うん。(何をマジメに…笑)

インターンで一緒だったよね?!」と急に言われて、「ちょっと、、、すいません、、、」て答える土岐だけど、次の瞬間思い出すわけ。でも、その思い出し方、というか、オダさんの顔を見る感じとか、後半の公演の方だんだん丁寧にゆっくりオダさんを見てた気がする。この思い出すアクションがめっちゃ判り易くなってた。そういう変化も面白かった。

海外研修旅行に「良かったら一緒に行かない?」ってオダさんが言った後の〝間〟が本当に最高で、もう、絶対に土岐は嫌なんだけど、でも嫌だと言えないあの〝間〟ね。解るわぁ〜あの感じ。もうあの〝間〟でさぁ、嫌なの察せよ!って思うよまじで。でもオダさんはそういうの察さない人なんだよ…だから人見知りから苦手とされるんだよ(苦笑)。あと、「俺ら同期なんだしさ。仲良くしようよ!」は良いけど、いちいち肩ハタいたりすんの。やー、嫌いだなぁあの感じ!てかマウンティングの意味での肩ハタき?絶対、土岐が人見知りな時点でオダさんは自分の方が優位だと思ってる気がするんだよ。土岐は土岐で異常な人見知りだけど、オダさんも充分に嫌われ度が出てんだよね笑。土岐の人見知りが異常過ぎて、一見オダさんが〝普通の人〟に見えがちだけど、決してそうでは無いよ、って事を私は言いたい。笑

2人が飛行機に乗りに行くと暗転→爆発音。飛行機が墜落。そしてどこかの無人島で生きていたオダさんが登場。飛行機落ちたってのに怪我感が無い2人にはちょっと違和感。船が遭難して流れついたとかならともかく、飛行機落ちてるのに…笑。(いやだからネタだって)

明転した時、土岐が倒れてんだけど、ユーロライブで観た時は土岐が両足上げて倒れてて、これもうめちゃくちゃ笑った。あ、ツイッターで言ってた〝増やしたボケ〟ってこれですかぃ?と。だってもう〝犬神家〟じゃん笑。しかもあの状況でピクッと動いて「屁ぇこいた?」って…どんなボケだよ笑。

あとこの時の「生きてるーーーーー!!!」も、毎回最高に面白かった。目覚め立てであんな声出るかね…笑。大声のボケ、ほんと好きだなぁー。

この後、土岐が隅っこの方でオダさんの話も聞かずに携帯いじって『彼岸島』の漫画読んでんだけど、携帯繋がんなら助け呼べんじゃね?それともオフラインで読めるやつ?(いやだからネタだって)

無人島でも生きてた以上、頑張って生き延びようとするオダさんに対し、自分のペースを崩さない土岐。いくらオダさんが苦手だとしても、状況が状況なんだしちょっとは土岐も頑張れよ、と思ってしまい、だんだんオダさんにも情がわいてくる。笑

オダさんにも土岐にも、それぞれのペースというか正義というか…そういうのがあって、なかなか合わないんだよね。オダさんは生きるために焦ってるし、土岐は自分のペースで生きないと「死にたい」気持ちになっちゃいそうなのでそれと戦ってるし。要は真逆の2人なんだよなぁ。

真剣にオダさんが話してるのに、土岐は自分のポケットにあったジャーキーを1人で食ってんの。この時のジャーキーの食い方とか、指の匂い嗅いだりしてジャーキーを名残惜しむ感じとか、エアーでやってるのにホント巧かったよなぁー!さすがです。あとこの時の土岐の哀しそうな顔も最高に良かった。

どうしても2人の心の距離が近づかないので、「お互いの事話そう」ってなって、オダさんが土岐の出身大学を聞くと、土岐が「慶応です。」と。この時も、ずーっと不審な顔してた土岐が、オダさんに「めちゃくちゃ頭いいじゃん!天才だよ!」って持ち上げられて、だんだんだんだんドヤ顔になってくの。この顔の変化がホント秀逸だった。ゆっくーーりドヤ顔になって、で、オダさんから「この、慶應ボーイ!」ってどつかれた瞬間、また急に心を閉ざした顔に戻んだよ。ここまでの顔の変化ね。こーれーは。まじヤラレた。いっつも絶対ウケてたもんね。ここ。せっかく、土岐が心開きかけたっつーのに、オダさんが彼女の質問(と、リアクションミス)なんかするからさー、ソッコーでまた心閉ざしちゃったんだよね…オダさんてば、もう。。。笑

その後、オダさんが「俺に質問してよ」って言うんだけど、あまりにも土岐はオダさんに興味無いのか、「助かると思いますか」とかいう質問。全然心が近づかない…。それでもオダさんは熱く「助かる。生き延びる。ただそれだけだろ。最終的には、ここ(心)の問題だからな。」って。最初の公演の方、そんなに〝ここ(心)〟の時に胸強く叩いてなかったと思うんだけど、ユーロライブでは結構強めに胸叩いてたから、もう[sept]観まくってるコッチからしたら「今ドラムの音しませんでしたか…」って頭の中でセリフすり替わっちゃったじゃないかよ笑。(異常)

でもここでは、その胸を叩くくだりも「こんなのやる人、初めて見ました!」って土岐にいじられちゃってさぁ…可哀想なオダさん。。土岐に「苦手でーーーーーす!」って叫ばれちゃって…オダさんが土岐と握手しようと出した、あの手のやり場…ゆっくーーり下ろしていくあの手…本当に同情した。笑

だけど、土岐の言う〝生理的に受け付けない・何かされたわけじゃないけど極力一緒に居たくない〟って人、実際確かに私も居るから気持ち分からんでもないんだよなぁ。。まぁ何もここでオダさんに言わなくても、とは思うけど。笑

しかもさ、結局「土岐」の本名は「オカモト」で、名前も偽ってたというわけ。あの状況で土岐から苦手だって叫ばれて、名前も偽りだと知らされたら…そりゃあの強いオダさんでも心折れるよなぁ。。メンタルが完全にやられて泣いちゃったオダさんにホント同情したし、何なら愛おしくもなったよ笑。しかし長谷川さんの泣きの演技、好きだなぁ。あの下唇震わす動き、めっちゃ巧いよね。

思いがけずオダさんの弱い部分を見た土岐も(オカモトだけどもう土岐という事にして)、さすがにちょっと心開いて、泣いてるオダさんをゆっくーーーり励ましにいく、その姿。可愛かったなぁ。急にオダさんに抱きつかれて泣かれた時の土岐のビビった顔は面白かったけど。笑

しかしなんであれだけで急に土岐は覚悟が決まるんだろう…。オダさんの弱い部分を見ただけで急に女性側にまわる覚悟を決めて、一瞬にして喋り方とか声とか立ち居振る舞い?が女性役になるんだよね笑。けどそれが本当に面白かった。なんだよあの立ち方。。オダさんが「俺の思ってる女性像と全然違うよ!」と言ってたけど本当にそうで、腰に手をやりながらお尻フリフリで歩くんだよ…気持ちわるっ!(褒め言葉)

なんか、呼吸の仕方ひとつにしてもそうだし、全部気持ち悪かった。最高。

埼玉公演の時は、女性側になって急に気持ち悪くなった土岐に、本気気味でビビるオダさんがめっちゃ面白かったんだよねー。「今、俺らだけだからいいけど、女性に怒られるよ!?」ってもうオダさんじゃなくてほぼ長谷川さんのツッコミになってて笑、この時も本当に笑ったなー。ユーロライブの時なんて、土岐が「抱きしめて!」ってオダさんに向かってって、もう最高に笑った!あんなに〝一緒に居たくない・話したくない〟つってた人に、急に抱きしめてもらいたくなるぅ?笑

でも、あんなに女性側になった土岐が気持ち悪いのに、「気持ちだけで嬉しいから」って言うオダさんは優しくて、最後にはオダさんを好きになる私でもありました。笑

その後。船が見えて大声で助けを呼ぶオダさん。「ほら土岐もやれよ!」と言うのに対し「オカモトです…。」って言った時の顔!もう最後まで本当に最高でした。これが[モノクロ]2018では1番好きなネタかもしんない私。

 

 

 

※長くなったのでつづく。