「全て一気に解決することはできない。でも一つ一つやっていくしかない」
朝ドラ『虎に翼』で出てきた言葉だ。
この言葉を聞いた時、これからはこの言葉を胸に生きていこう、と思った。
父はずっと朝ドラを観ていて、この『虎に翼』ももちろん観ていた。しかし、最後まで観れぬままあちらへ逝ってしまった。父が〝毎日録画〟のセッティングをしてあるのはこの朝ドラだけだ。
私はというと、『ブギウギ』を観終わって力尽き、もう朝ドラはいいかな…と思っていた。
しかし推しが出ると言うではないか。しかも途中から。2人して弁護士役で。
結局それキッカケで観ることになり、後日、最初のストーリーから再放送してくれる機会もあってちゃんと観たらものの見事にハマった。
岡部たかしさんにひろきくん親子、安川まりさん…と、舞台で観たことある方々もチラホラ出ていて嬉しくなっちゃって、、それにストーリーも惹き込まれるし、、、私は、自分が楽しんでるのももちろんあるけど父の分までちゃんとこのドラマを見届けようと思っている。
中でも、優三さんが戦争に行く時の、あの、めちゃくちゃ泣きそうになりながら言う「行ってきます」は、シーンが出るたんびに号泣だ。
私はどうしてもあの優三さんに父を重ねて、泣いてしまう。
「行かないで…」と思ってしまうのだ。
そっちに行ったら、死んでしまうのだから。。
あれが今生の別れだと思うと、苦しくて苦しくて仕方ない。そっちに行かないで。ずっとここに居て…と思ってしまう。
でも、行ってしまうのだ。
父と別れて、2ヶ月とちょっと経った。
もうすぐ、新盆がやってくる。
大きな山場だ。
父が死んでから、たくさん・たくさん・たくさん乗り越えなきゃいけないことがあった。
全てが嫌になって、急にめちゃくちゃ泣いたり、叫んだり、、、悩み過ぎて寝れなくて、白髪も老化以上に増えたような気がする。
それでも、1つ1つ乗り越えなきゃいけないのだ。
毎日、朝はやってくるし夜にもなるし、1日は始まって終わる。
でも、それをただ乗り越えられればいい、と思うようになったりした。
本当は、家の中も物凄く綺麗にしたい。
だけど一気にできるわけがない。
町内会のことだって、もっとスッキリしたい。
だけど私ひとりでできることではない。
毎日毎日仕事もいっぱいあって、1つ1つやっていきたいのに、鳴る電話、来る客。。
イライラする。
でも、やるしかないのだ。
目の前のことを、ただ、とにかく、やるしかない。
公休の時、せっかくの休みだから大掃除をしなきゃならないような義務感にかられる。
しかし、私は掃除が苦手だ。
片付けるために広げたら、それを綺麗にできない。
じゃあどうするか…
「市のゴミ袋に入る分、数袋で止める」
これでいい。
私はやった。
ゴミを集めたのだ。
これだけでいいんだ。
捨てる決心もしたんだし。
あちこちの埃を拭くこともできないし、どこかを修繕できるわけでもない。でも、「何もやらなかった」よりは良いと思ってる。
「ゴミを集めた」ということは、大きなこと。
少しずつ、やっていこう。
今日からまた2連休だ。
今日は何をしたかというと、まず、来週来ちゃうウォーターサーバーのボトルを1週キャンセルした。
これは、節約の1つだ。
足りてるならキャンセルする。
そして、午前中から〝えこみっと〟に行った。
清掃工場だ。
通常のゴミで捨てられないモバイルバッテリーをヤマダ電機に持って行ったら、「膨張してるからムリですねー😑」と冷たく店員に言われ、「もう絶対ヤマダで電化製品買うかよクソ野郎が💢」と思ったもののどう処分していいのか分からないため「じゃあどうすればいいんですか⁉️」と訊いたら「えこみっとに持っていけ」ということだった。
以前は割と家の近くに清掃工場があったのに、いつの間にか下入野町の方に移転していて、結構遠いし道も不安だしとても嫌になった。
でも、行くしかないのだ。
ただ、移転させた市長ムカつく!!…とはなった。父の葬儀に来て挨拶はしてくれたけど、、、それとこれとは別だわよ☹️
〝えこみっと〟のクチコミを見てみるとあれこれ買いてあってめっちゃ不安になったけれど、いざ行ってみたら「やり方分かりますか?」とか訊かれて「分かんないです」と言ったら丁寧に教えてくれたし、ゴミを渡すところにいるお兄さんも優しかったし(先にファイル渡すの忘れてアワアワして恥ずかしかったが笑)、帰りのやり方もちゃんと教えてくれた。支払いはドライブスルーで良かったし、なんかちょっと面白かった。
私のモバイルバッテリーと共に、父の電動シェーバーともサヨナラしてきたんだけど、私のちょっとした成功体験もあって、そんなに寂しくなくお別れできたかな、と思った。
サヨナラの前に撮影。
お世話になりました🙇♀️
こうして、ずっと定期のゴミの日に出せなかったやつとはここでお別れすることができた。
これで私は1つクリアした。
このくらいでいいのだ。
その後、いずれ行こうと思っていた「日乃本米菓製造」に行った。しみるをお迎えするためだ。
工場に行くの久々。
しかし、、、
カビーン。(昭和のアレw)
売り切れてやんの。。。
なんか、お盆のご進物を買ってるオバハンたちがずーーーっとレジを占領してたのでなかなか店員さんのところに行けず、待ってる間にあちこち見てたら、そのご進物用のセットの中にはしみるが入っているという。。
うぅ…これを買うしかないか…?
1500円するが。。。
やがてオバハンどもが帰ったのでそっと店員さんに近づき、「あのぅ…大鬼しみるげんこつ、って入荷予定いつぐらいになるか分かりますか…?」と訊いたら「8/1ですねー」と言われる。
「…すぐ売り切れちゃいますかねぇ…?」と訊くと、「いや、今回はたくさん用意する予定なんで…」とのこと。
でも…ダメ元で「取り置きとか…できますか?」と訊いてみると、、、なんと大丈夫‼️🙌
「2袋…」と言うと、戸惑い気味の顔で「2袋…」と店員さん。
おや?もっといっぱい買わなくちゃダメなのか…?と思って、「取り置きするには何パック、とかあるんですか…?」と訊いたら、別にそんなことは無い、と。
…いや、じゃあ、さっきの顔なんなのよ😅
なんか、その辺のメモに名前と電話番号を書かされたので、とりあえず「2袋」と追加で書いておいた。8/1から受け取れるらしいけど、あたしゃ休みじゃないので、、、行けるのは8/5あたりになっちゃいそうだなぁ…。まぁでも、取り置きしといてもらってるからひとまずは安心だ😌
それから、今度は都炉美煎に行こうと思い、349号方面へ。
でもお昼だし、ランチどっかで食うかなー…せっかく市街に来てるからプロカフェ寄っかなー…と思って、プロカフェに寄り道。
プロカフェでランチはめちゃくちゃ久しぶりだ。
お店に入ったらめちゃくちゃ手前のカウンターでマスターがメシ食ってて笑、食いながら私に手を上げるから笑っちゃったよw
「ゆっくり食べてw」って言った。笑
なんか人が足りなくて、2人で回してるらしい。
休憩も取れないのかぁ…大変だ…😭
私はズッキーニが入ったカレーが食べたかったのだが、ふと「肉じゃがランチ」というのが見えて、マスターも「今日のランチは肉じゃが!」と言ってきたので結局それにすることにした。
実際、これにして正解🙆♀️
肉じゃがに唐揚げ、ごはんの上にはナムルみたいのも乗っかってる。
なんなら、「ごはん大盛りにしようか?」とか言われるし、食ってる最中にも「ごはんもっと持ってくるよ!」とか言われたりして大変w
いや、そんなに食えねぇってww
900円で大満腹。
最高でございました😋
デザートもついてるしね!!
アイスオレを持ち帰りにしてもらったので飲み飲み帰って、今度こそ都炉美煎。
やっぱりここも混んでた。みんなご進物用意してんだろーなぁ。。
しみ込みカレー煎もスパイシーカレー煎もあったのでゲット。
気づけば、地元で唯一の推しの聖地をめっちゃ巡礼していた…ww
あと「あじ平」に行ったら完璧だったなw
それから、最近食べたくて仕方ない「西京焼」を目当てに業スーに行った。さわらの西京焼、鳥の唐揚げの冷凍のやつと、アイス買って終了。
すぐ家帰って冷やす。
そして、また外出して今度はお墓の掃除。
枯れた花を捨てて、花筒を掃除。あと、散った花びらがめちゃくちゃ墓石に引っ付いてるからそれに水を流してタワシで磨いて。
誰が来たか知らんけどめっちゃ線香が残ってたのでそれも捨てた。
まだ父そこに入ってないんだけどなぁ…母のために来てくれたわけじゃないっぽいのよなぁ…😅
花筒からは絶対にカエル🐸が出てくんのよ。もう、住み着いてるらしい。。
枯れた花を処分した跡にしばらく使ってなかった造花をさして、墓掃除は一旦終了。
次は町内の墓清掃があるからね!
祖父母の墓のお花も枯れてたんで一緒に捨てちゃった。
前、父の葬儀のあとに貰った花を持て余して、祖父母の墓にさしといたらいつの間にか処分してもらっちゃってたので😅
割と多かったし申し訳なかったなー…と罪悪感があってさ。だからこれはせめてもの罪滅ぼし。
祖父母のお墓の花筒は抜けなかったので洗うことができず、花を捨てただけになっちゃった。ごめんね。
もう、カンカン照りのなか掃除してたから汗が止まらなくなって、顔じゅう汗だらけ💦
目に入って染みるわ、号泣してるみたいな顔になった😂
今日はせっかく綺麗にしたからお線香を炊くのはやめた。また9日の月命日に!
家に帰って、その花たちの処分もあって今度はゴミ捨て。明日は燃えるゴミの日だからね。
両手に持てる分のゴミ袋を出して来れれば充分。
これで「やった」ことになるのだ。
達成なのだ。
小さな目標を1つ1つクリアしていけば、いつか大きなことを達成しているかもしれない。生きている限り、この感じでやってけばいい…そう思ってる。急がなくたっていいじゃないか。
ひとまず乗り越えることは新盆だけなんだし。
もし、新盆にお客さんがたくさん来て、うちが汚れてよう庭の草がボーボーだろうが、それを咎める人はそこまでたくさんは居ないと思う。まぁ、咎める人が居たとしても、それはそれで話のネタになるんじゃないか…とも思ったりする。町内の人なんて殆ど顔も知らないしどんな話をしたらいいのか分からないし、でも、なんでも話題さえありゃーそれでいいのだ。
むしろ、自分で自虐で話を振ってもいい。「死んでから時間なくて…全然綺麗にできなくて…」そうやって言い訳したらいいじゃねーか。
両親死んでんのに、めちゃくちゃ綺麗な状態の家を保てる人の方が居ねぇと思うよ。いかにも「大変だった…」という状態を見せてやりゃーいいじゃねぇか。
もう二度と家に来ない人だって居るだろうから。
とにかく
新盆を前に、見えない敵がとても怖いけれど、でもその日は絶対にやってきて、そして終わる。
終わる頃にはシソンヌライブだし、あの空間にさえ行ければ…暗転してオープニング曲がかかって推しがコントを始めてくれたら…私は…きっときっと生き還る。
頑張ったら推しのもとに行けるのだ。
めちゃくちゃなご褒美じゃねぇか。
そのために、1コ1コ日々を頑張るのだ。
だ。