『自由くん』と『孤独ちゃん』

自由と孤独は表裏一体

職業病

仕事から帰ると、父が晩酌しながらテレビを観ているという日常である。

夏は仕事が忙しい父なのだが、冬は大体15時頃には家に帰ってくる。まぁ、もう隠居していい年齢だし、父の家だから自由なのだけれど。

 

私は帰ってくるのが19時くらいになってしまい、その時間はテレビのゴールデンタイムなので父はチャンネルをカチャカチャ変えてテキトーに何かを観ていることが多い。でも本当のことを言えば、私はその時にリアルタイムでやっているテレビ番組は観たくなくて、HDDを消化したいのだ。

でも私が自分のことや家事などを済ませて居間に座れるのは20時近くなってしまうので、そのかんずーっとニュースを観てるのも退屈してしまうんだろうし、、だけどバラエティー番組をかけていられると、聞こえてくる音声が気になってその先を観たくなってしまうのだ。私はこれが嫌だ。だって、元々は観ようとしてた番組じゃないのに。

 

この前、じろうさんが出ていた『突破ファイル』をかけていた時は〝ナイス!〟と思ったものの、大体父と私の観たいものは違っていたり、私が録画しているから、、、と、父が違う番組をかけていることが多いんだよね。

 

そして先日もそのような状態になっていて、私が色々と家事を済ませて居間にようやく座った時、父に「何か(録画してるやつ)観んの?」と言われた。観るなら変えていいよ、という意味だ。

 

でも、テレビから「◯◯な理由はまた後ほど…!」とか聞こえてきていたので、「その〝理由〟を知るまではちょっと変えれないじゃん!気になるし!(だからよく分かんない番組そこで観てんの嫌なんだよ!)」………と言ったら父に「そんなのまで聞いてたの??」と言われた。そこに居た妹にまでも。

 

確かに、自分の仕事をこなしていても、耳は違う方向を向いてることがあるかも、、、と思ってしまった。ただの「地獄耳」と言われればそれまでだけど、もしかするとこれは職業病なのかも、と思った。だから劇場とか言っても雑音が気になるのかもしれない、、、とも🤦‍♀️

 

知らず知らずのうちに、私の耳はそういう風になっていたようだ。

 

 

というのも、私はいつも事務所にいて、片方は電話、片方は来客、更に手元では自分の仕事、、、と沢山の仕事を抱えているのだが、来客対応時に質問を受けることも多いので、その時にちゃんと答えられるように色んな情報を得ておく必要があるのだ。

私自身、窓口に行って職員に何かを尋ねた時、「あ〜…すいませんちょっと分からなくて…」とか言われて確認のために時間がかかったりすると「なんだテメエ、職員なのにそんなのも答えらんねぇの😒?じゃあオマエは何のためにそこに居るん?」と思ってしまうような嫌な奴なので、せめて私はそういう風に思われないような仕事をしたいと思っている。だから、何でもアタマに入れておかなくてはいけないのだ。

 

例えば突然来客があっても、「そういえば◯日に◯◯が来るって他課の日誌に書いてあったな…」と思い出し普通に対応したりもするが、それが多分私や後輩じゃなかったら「◯◯さんが来るなんて聞いてなかった!」…と慌てるに違いない。

それだけ、私の課は他課にも精通している。他課の日誌まで読み漁っているので、それで無駄に時間がかかるのだ。それはでもちゃんとした接客をしたいと思っているからであって、本来無駄ではないのだけれど、、、そういうところを評価してくれる人は少ない。こないだなんて「なんで時間外(勤務)多いの?」とバカみたいな質問をボスからされたし、分かってないんだよね、こちらの努力を。

それをやれてて「当たり前」みたいに思われてんのは本当に腹が立つ。だから突然職場から消えてやりたくなるのだ。私の有り難みを知れ…!とな。

 

まぁそんなわけで、おそらく私は、自分の仕事をしながらも他の場所に耳を傾けてしまうようになったみたいだ。だってね、日誌に書いてあるならまだしも、「言った」「言わない」みたいなフワッとしたことも沢山あるから、何でもキャッチしておかないといけないんだよ。

例えば受付まわりで他課の主任とお客さんが喋ってて、「次は◯日に来ます」って言ってたりしたら私はそれをすかさずメモっておく。私に言われたわけじゃなくても、だ。

だって主任が私にそれをちゃんと報告してくるとは限らないんだから。

無責任に聞くだけ聞いて主任のアタマにだけあって、誰にも申し送ってない、、、ということがザラにあり、みんな困ることがある。

 

それでどんだけ給料貰ってんだよ!

困らせた分マイナスせぇよクソ!!

 

…と、毎日毎日思ってるけどね。

特にこの主任、ごじゃっぺの極みだから。

なんなら殺意さえ覚える。

人を馬鹿にするクセに自分は仕事できるっ〝ぷり〟だけ。

絶対に地獄行きだからな!!!

(私の呪いは効くからね)

 

 

でもその主任をフォローする気は全く無くて、お客さんにはちゃんとした対応をしたい、、、

もう、それだけで私は耳を傾けている。

 

「常に」だ。

 

 

こんなん毎日毎日やってたら、そりゃ地獄耳にもなるよなぁ、聞きたくないことだって耳に入ってくるよなぁ、、、他課のおばさまが主任から嫌な風に言われてるのを事務所で聞いて、そりゃ泣くよね私。。。って思った。

 

完全に「職業病」だと悟った時、ほんと、この職場なにしてくれてんだよ🤦‍♀️…って思った。

 

最悪じゃん。

知らなくていいことや聞きたくないことまで耳に入ってくるなんて。

 

知らない方が幸せなことなんてこの世には沢山ある。

 

 

 

 

 

私のこういうのが

なにかもっと、

評価してくれるようなところで活かせたら

どんだけいいかなぁ。。

 

大して給料も貰ってないのに、こんだけ頑張って日々やってても何にも評価されてないことが急に悲しくなってきた。

 

 

 

 

決めた。

 

 

 

 

 

ころす❤️❤️❤️❤️❤️