昨日の『水曜日のダウンタウン』で「若手芸人 コンプラでがんじがらめにされても従わざるを得ない説」というのがやっていて、尾形さんの「真剣に見ないでください!」って発言とか、そいつどいつの行動とかがとても評価されてましたね。TwitterのTLもそればかりでした。
最近はなんでもかんでも規制されて、めちゃくちゃやりづらいんだと思う。それの極端な例だったとは思うけど、もうそういう時代にきてるんだな〜…と思ってしまった。
少し前に、保毛尾田保毛男がだいぶ炎上してしまっていたけれど、私は別にそれに対して(その時観てはないけど)別にいんじゃね…😒と思っていた。昔は普通に観てたし、あぁ、オトナの世界ってそういうのがあるんだなぁ…と知るキッカケになったりもした。「おならじゃないのよ」とかもね。笑
けれど、それで嫌な思いをした人も居たわけで…。
例えば、「痛い!」とかの話だと、自分が虐められたりして嫌な思いをして、そういうのがトラウマで蘇ってきちゃう人も中には居るのかもしれない。
私自身のことで言えば、ドラレコ映像で煽ってるやつとかよく情報番組で流されるけど、アレとかが物凄く嫌。私も何回か煽られたことがあるし、その時のことを思い出して震えてしまったり…朝の情報番組でそれを観てしまうと、もう、1日の始まりなのにめちゃくちゃ嫌な気持ちになってしまう。だからもうずっと「ドラレコ映像流さないでください」ってツイートしてるけど、全然届かない。悲しいけれど。
テレビって無料だし、つけとくと自然に色々流れてきちゃうじゃん。だから慎重にならなきゃいけないのはあると思うのよ。見たくないものだって目に入っちゃうんだから。
いくら、自らは見ないようにしてても、例えば電気屋さんで流れてて目に入っちゃう…とか、定食屋さんで流れてて見ちゃう…とかあるじゃん。
人それぞれ「見たくない」というものもあったりするから、制作側がめちゃくちゃ気をつけなきゃいけないのは、もう、仕方ないんだと思うよ。
それを演者が制作者とかBPOに当たるのは違うと思うんだ。
だからね、
そいつどいつ、大好きだったけど、、昨日の番組内でのあの態度を見て、私は正直「怖い…」って思っちゃった。
もちろん、ギリギリまでは頑張ってたんだと思うよ。笑いに変えようとしてたりもね。でも限界超えちゃったんだよね。わかるよ。
だけどもう現在のテレビがどういう状態になっちゃってるのかは理解して呑み込んで、〝お仕事〟として粛々と遂行すべきだったんじゃないかなぁ…と私は思ってしまったのよ。仕事としてギャラを貰う以上、お金をくれるスポンサーとかもいるわけだし、どんなに嫌でも従わなきゃいけない場面はある。
どうしても嫌ならやっぱり自分たちは出来ないから他の方でお願いします、と辞退した方がいいんじゃないかなぁ、って。
お金貰うのに途中でゴネちゃうのはなぁ。って。
もちろんドッキリだから状況が極端にオカシイし、「こんなの変だ!」って声をあげたり変えていかなきゃ…革命を起こさなきゃいけないとは思う。でも、その〝最中〟ではなくて…一旦それはオトナとして最後までは責任もってやってさ、行動を起こすとしたらその後でもいいんじゃないかなぁ…と。
どうもね、、、
途中のあの感じが、子供の癇癪に見えちゃって。。
仕事なんて理不尽なことだらけだし、途中でそんなこと言ってたら何もできねえぜ?…って私は思っちゃう。古い人間だから。
プロとしていかんのじゃないかなぁ。って。
できないならできる人に譲るべき。
コンプラをちゃんと従ってでも(それを面白いと思わなくても)テレビに出たい人は居る。
やりたくないなら劇場で好きなことをやってればいい。
でも、君たちが獲りたいKOCだって〝テレビ〟じゃん…?
出たいのならそれは仕方ないだろ…。
「与えられた環境でベストなものを作る」って『割烹SHU』の師匠も言ってた(らしい)じゃんよ。笑
どんなに理不尽な状況でも、そこで自分なりのベストを尽くして完成させた方が責任感をかんじる。
そこで「自分は合わない」と〝思う〟のは自由だし、今後オファーを断るのも自由。「おかしい!」って何かしらの行動を起こすのも自由。
でも…その場はしっかりやろうぜ?
…って思っちゃった。
ごめんね、嫌なおばさんで。
私は今まで色んな職場に勤めてきて、それこそ理不尽なこともいっぱい経験したし、今だって仕事の割に収入が少なくて不満だらけだ。そしてそれが態度に出てしまっていて自分が大嫌いだ。本当のプロなら、顔や態度に出さず、自分の仕事をきっちりこなすべきだ…と思っている。だからもし、職場から「そういう行動は解雇に当たる」と言われても従わざるを得ないのかもしれないと思う。
セクハラとかパワハラだとかは言語道断だけど、組織に所属してる以上はある程度その組織に従わなくてはいけない。そこからお金を貰っているわけだから。嫌なら辞めて自分で起業すべきなの。本当にやりたいことをやるならね。「自分はそこまでできない…組織にいるしかない…」というなら、そういう覚悟も必要なんだ。それはもう仕方のないこと。
だからそれを芸人さんに当てはめるとしたら、本当に面白いことだけを…好きなことだけをやってたいならフリーで舞台に立つしかないんだと思うよ。。
会社が関わったりスポンサーが関わったり、自分を評価される場所にいる以上、ある程度従わなきゃなんないんだよ。
昔はテレビも面白かった、あれこれやっても怒られなかった、エロや暴力的なこともいっぱいあった、、、とは言え、単に昔はそれを「嫌だ」と声を上げる方法がなかなか無かっただけで、昔から嫌だと思ってた人はいるはずなんだよね、保毛尾田保毛男みたいにさ。
私だっておっぱい出てる番組は見てて恥ずかしくてめちゃくちゃ嫌だったし(今は逆に観たいけどw)、食べ物を無駄にする番組は凄く心が痛んだ。でも子どもだったしただそれを流し見てるだけで終わり。嫌だと思っても声なんてとても上げられなかった。
今、「嫌だ」ということが段々と声を上げやすくなってきて、それを言えるようになったことで少し生き易くなった人もいるわけだよね。だからそれに伴ってテレビでアレコレできなくなることを、単に「つまんない」ということで片付けちゃうのもなんか違う気がするんだ。
できなくなったならできなくなったなりにやるしかないんだよ。それがプロフェッショナルというものでしょ。
だからまぁ…NetflixとかHuluとか、視聴者が観る番組を選ぶ時代にもなってきたんでしょうけどね。
極論だけど、無料で観れるテレビは無くなってもいいんじゃないかと思う。無けりゃこっちは観れないだけだし、観たかったらなんか有料のを契約したりもするだろう。なんなら別にもうNHK(Eテレ)だけでも充分でしょ。Eテレさえも引っかかっちゃうとしたら、ニュースやスポーツだけの垂れ流しでもいいんじゃないかしら。
いま、無料で観れてる有り難みという気持ちがもうみんな無いし、演者もアレコレ守れと言われて窮屈、観てる方も「つまんない」ってなるんなら、、、
もう要らないじゃん。ってな。
こないだBSよしもとで『チョコンヌ2020』やってた時も、「ちん◯こ四丁目」は放映されてなくてむちゃくちゃガッカリしたしなぁ。
そんなんならそもそも最初から放映しなくっていいじゃんよ、、っておもた。
だからもう自分が映画観たかったら映画館へ行けばいいし、お笑いや演劇(ドラマ)を観たければ劇場に行けばいい。音楽が好きならCD聴いたりライブに行けばいい。
本当に好きならね。
私はもしテレビが無くなってしまったらもうちょっと劇場に行く回数を増やして自分を満たすことにするよ。
テレビはどうしても色んな人が観る(観れてしまう)ものだから、時代がそうならそんな風にシフトしていかなきゃならないのはもう仕方ないことだ。
でもそれは制作が悪いとかBPOが悪いわけじゃない。
テレビの真似をして人を傷つけたりする馬鹿な奴が居るのが一番悪い。それも、いつまでもいる。ずっといる。
「オレオレ詐欺」を真似する奴
罰ゲームを真似して虐める奴
早食いや大食いを真似する奴
〝今の時代はもうダメ〟になった企画、いくらほどある?
日本人みんながテレビをダメにしてきたんだろ。
だからもう仕方ないよ。
諦めよ諦めよ。
でも一度やると決めた仕事はお金を貰う以上最後まできちんとやるべき。
私はゴネても貰ってる分だけはちゃんとやりますよw