『自由くん』と『孤独ちゃん』

自由と孤独は表裏一体

好きなネタ10選

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選

 

はてなブログは10週年なんですね。

おめでとうございます。

 

そんな中、私は好き勝手に3年もブログを書いていて「お題」なんてコレまで一度もやったことないし他の方のを覗いてみるとなんてキレイなブログなんだろう…と悲しくなったのだが、「好きな◯◯」なんていうお題を見つけたらそりゃ推しのこと書かなくちゃね!…とか思ってしまったのでまた自分勝手に書くことにしましたよ。でもネタの解釈とか違っている可能性は充分にありますしネタバレはめちゃくちゃしてますので、読んでしまってイラついてもあたしゃ知りませんw

 

 

シソンヌの好きなネタ10選

※現在DVDになっている単独ライブのネタのみで

 

⑩ 割烹SHU

[sept]より。

 

 

「割烹SHU」 - シソンヌライブ [sept] - YouTube

私がファンになってから初めて観に行った単独が[sept]なので、この単独はやっぱり凄く思い入れがある。これを観に行ったことで感想が溢れ過ぎちゃってこのブログを始めたようなとこもあるし、この時のネタ全部好きなんだけど(詳しくは当時のブログ参照)、中でも『割烹SHU』は本当に凄かったなぁ、と思う。

シソンヌライブ[sept]DVD発売にあたり、勝手に大いに語るの巻。[Part.0] - 『自由くん』と『孤独ちゃん』

まずあの師匠が店に入る前の冒頭部分ね。お店からの光が漏れてるあの演出とか、そっちに向かって階段を下りて、、、というのが照明や音響だけで凄く浮かんでくる。限られた舞台の広さで、あんな風にできるってすげぇなぁ…って、あんまり単独とか経験が無かったから特に圧倒された記憶。

それから長谷川さんも師匠役がめちゃくちゃ似合うし、すっごくオジサン演じるのが巧いんだよね、少し巻き舌多すぎるけど。笑

アキラのイケボもいいし、、、なにより、コイツが「タモツさん」って呼ばれてることに私はめちゃくちゃアガったよね、だって[une]の『名店への道』でそうだったんだもの!過去のDVDを観てから参戦した自分としては…うそでしょ?ここでたもっちゃん出てくんの⁉️…って感動した。

「名店への道」 - シソンヌライブ [une] - YouTube

[sept]のコメンタリーでも今井さんが言ってるし私も当時のブログに書いているのだが、アキラの「エピソードゼロ」的なコントなんだよね。あのネタとこのネタ繋がってるんだ…!という事実に、もう、、、めちゃくちゃ震えた。

あと「冷房が臭い」ってことからどうしてこういう風になるの…wっていう展開も凄いと思ったし、セットで置いてある小物たち、、、その中でも「ベル」に伏線があったりと、見どころだらけ。

謎の黄色い「実」とかいかにも臭そうな「魚」(?)とかのあの食材たちも凝ってて毎回観るの楽しみだったし、調理時の煙や音楽の演出とか、どこ切り取っても凄いです。ラストにアキラが倒れて後転する(らしい)ところからの、早着替え、、、そして次のネタで野村くんに変身するところまで、まじで凄いんですけどね。(凄いしか言ってない…😅)

 

⑨ 最新の勉強法

[cinq]より。

 

 

単独のどっかしらに毎回出てくるキャラ〝野村くん〟だけど、私はこのネタの野村くんが一番好きです。いや、どのネタの野村くんも好き過ぎて本当は選べないけど、、、どれか、と言ったらコレ、かな、と。。

コロナ禍でリモート授業とかもう当たり前になった今だけど、この時(2016年)にそれを既にやってるのがまず凄くない?いやまぁ当時もカリスマ的な先生が全国の学びたい生徒に向けてこういうことはやっていたんでしょうけど、、でもネタに取り入れんの早いな、って思って。

野村くんは家庭環境がちょっと「アレ」なので(その状況のクセもまたスゴい)無料体験で塾に来たんだけど、無料体験のクセに先生にダメ出しすんだよねw

でも先生はきっとそれまで自分の授業に自信があったから、野村くんのダメ出しに負けまいとあれこれ授業のやり方を変えてくるんだけど、、、野村くんがツッコむことが妙に当たっていてそこが可笑しい。

しかし最後には「ご本人登場」で野村くんは芸能人に会ったかのような興奮っぷり…またそこが最高に面白い。あの喜び方は延々と観てられます😆

 

⑧ 町の美容室

[une]より。

 

 

これも実は野村くんのネタなんだけど、、、いやいや「最新の勉強法」の方が好きっつったんじゃないんかい!なんでこっちの方が順位高いんだよ!…ってなw

その辺は私自身もよく分からないですけど笑、でもDVDを動画に撮ってまで何度も何度も観てたのはこっちのネタの方だから、こちらを上位にしました。

家庭環境が「アレ」な野村くんは家で髪の毛をカットされてたんだけど、自分でバイトしてやっと美容室に行けたんだよね。でもやっとの思いで行けた美容室は値段が高いから「1000円カット」でその髪型を「憶えてください」とお願いしに行く野村くんなのです。

急に「S◯X!」って言ってみたり「あそこ(1000円カット)の奴はバカだって」と言ってみたり、美容師さんの初体験の話をカネ払って聞き出そうとしたりいちいちやべぇ奴なんだけど笑、私にとってはそこがツボだったんだよなぁ😁

中でも野村くんがケープをかけられてる下でズボンを脱いでしまっていて笑、「…ちょっとだけです😣」と言った、あの言い方がたまらなく好き。

思春期こじらせてんのかなw

 

⑦ 聞かないでくれよ

[quatre]より。

 

 

DVDの1本目のネタなんだけど、かなり強烈な印象を残してくれたネタで、私にとってはもう[quatre]はこのネタさえあれば充分だとさえ思ってるくらいめちゃくちゃ好きでとにかく何度も観た。このブログでもこのネタの魅力は何回も語ってる(ような気がする)けど、あの長谷川さんのキャラが好き過ぎる。長谷川さんは基本ツッコミだしいつもは「普通寄りの人」を多く演じてるけど、このネタでの「長谷川くん」というキャラが異常過ぎて、あの喋り方とかもクセあり過ぎだし…長谷川さん、こんな役やるの⁉️ってビックリしたもんなぁ。

私の勝手な印象だけど、あの2人が〝ブレザー〟を着てることで〝私立高校〟感がまずあるんだよね。私立ってめっちゃ生徒多いから、頭いい人もいれば逆の人も、、、それからヤンチャ系もいるんだよきっと。だからあのネタの衣装が〝学ラン〟じゃなくて〝ブレザー〟なのがすげぇいいと思ってんの。

それゆえ、「ホリウチ」みたいなガリ勉キャラもいるし「長谷川くん」みたいなバカっぽいキャラもいて、、、そこに違和感がないんだよなぁ。

あと、ホリウチが長谷川くんの傷に気がつくまでの〝マ〟も好きだし、あんだけ長谷川くんボコボコにされてんのに深いこと急に言えたりすんだよ。本当は強い人なのかも…と思わされたりする。あのキャラは侮れない。

ずーっと2人噛み合ってないってのに、最後は思春期らしく「エロ」で通じ合うのもなんだか可愛いんだよね。笑

 

⑥ 母と息子

[trois]より。

 

 

時々ある、泣けるシリーズのネタ。

なんか知らないけど、コントなのに急に泣けるネタがあるんだよね。まぁ、だからこそ私はシソンヌに惚れたのだけど。

でも勿論ずっとしんみりしてるネタでは無くて、おもしろもいっぱい詰まってるんだよ。笑いと涙の緩急、、そこがいい。

DVDで観た時は「ウルっと」ぐらいだけど、『ネタコレクション』でナマで観れた時は本当に泣けたな〜。すげぇ笑いながら泣いた。感情を出す上での理想系。

お母さんは初期のアルツハイマーになってしまったのだけど、でも妙に明るくてそれを感じさせないの。よく「おかんのメールの誤字がおもろい」なんて世間でいじられたりネタになったりするけど、お母さんって「=天然」みたいなとこあるよね?この中のお母さんも自分のことを「アムラー」みたいに「ハイマー」って言ってみたりするんだが笑、天然キャラみたいなお母さんだから全く不謹慎にもネガティブにも感じない。息子の方も、心配はしながらもお母さんに対する接し方が基本的には変わってなくて(腫れ物を触るような感じにはなってなくて)、、、あの関係性が凄く愛おしいなと思ったんだよ。クチは悪い息子だけど、あの親子ならこれからお母さんがどんな風になっていこうともきっと大丈夫だ…って不思議とそう思えた。「アルツハイマー」って今はまだ〝治る病気〟ではないからその事実だけを聞くと暗くなってしまいそうだけど、でもなぜだか〝希望〟さえ見えてくるネタなんだよね。それは最後が笑って終わるからかもしれない。

お母さんが急に言う「笑っていいんだよ」「あんた、お母さん居なくなって1人で生きれる?」というセリフがとても胸に刺さって泣けるんだけど、あの明るさに救われるんだよなぁ…。だけどお母さんが不意に全てを忘れてしまうようなシーンがあって、、そこのじろうさんの演技がめちゃくちゃ凄い。

[trois]自体を全部観ると他のネタも含めて伏線があってまたヤラレるから、これは[trois]ごと観て欲しいんだけどね。

【SISSONNE NETA COLLECTION】 - 『自由くん』と『孤独ちゃん』

 

⑤ 老後

[neuf]より。

 

 

これも泣ける系のネタ。私、単独観に行った時毎回泣いてたもんね。「デッケェ声出したら元気になったか?」ってなんだよあのセリフ…優しすぎんだろ。。涙

妻を亡くした2人のオジサンの話なんだけど、私も母を亡くして…父が正に「妻を亡くしたオジサン」だから、父がよぎってしまって泣けたのも、ある。

愛する妻を亡くしたゆえ、もうこれ以上大切な人を失いたくなくて「どっちが先に死ぬか勝負」…とかいう馬鹿な戦いをしだすオジサンたちなんだけど、いざ本当に「死にそう」になったら結局やっぱりまだ生きたいともがいたり、、、そんな姿が滑稽で笑ってしまう。男の人っていくつになっても馬鹿なんだなぁ…っていうあの姿がね、とてもいい。

オジサンたちは喧嘩しながらも、でもなんだかんだずっと一緒に楽しく過ごしてくんだろうなぁと思ったら、やはり、悲しいエピソードだけど〝希望〟があるんだよ。

ラスト、2人がショーツ持って「わっはっは!」って笑うとこなんて、今思い出してもグッときて泣けてくる。普通に考えたらショーツ持ち歩いてるとかただキモいハズなのに、なぜだか純愛のエピソードに見えてくるんだよなぁ。不思議。

それからとにかくこのネタはシーンが変わる時の音楽の演出がまた良くて、それがまた刺さる。

コントっていうか、もう喜劇。

お2人自体もうオジサンだけど笑、「オジサン」を演じさせたらもう最高よ。長谷川さんのあの猫背の感じや顔をくしゃくしゃやる演技…どこをとってもオジサンだから!凄いよ!

 

④ 不倫関係

[deux]より。

 

 

初めて買ったDVDが[deux]なのだが、最初にハマったのはこのネタなんじゃないかと思う。

とにかくじろうさん演じるジュンコさんがエロくて好き。湿っぽいオバサンを演じさせたらまじで凄いわよね。笑

このネタについてはまぁ不倫相手の男性の正体があのネタの男性だった…!っていうところにビックリさせられるのが一番大きいよね。だってそのネタを観る限りではめちゃくちゃ優しい人(良さそうな人)なのに、このネタではまじでクソなんだものw

あぁ、人は見かけによらないからなんでもかんでも信じちゃいけないな、、、とこのネタを観て思わされました。笑

でもその大きな見どころ以外でも面白いところはいっぱいあって、ジュンコさんが夫に不倫がバレかけてるのをどうしよう…ってあの慌ててる姿を見てると、この数年どうやって逢引きしてたんだよ…ってそれだけで笑っちゃうし、ジュンコさんは相手をすげぇ愛してるのに、、、結局男性の方はクチだけでそうじゃないあの感じとか、やっぱここでも人間の滑稽さが見えてくる。

お酒を呑むとすぐ喉が焼けちゃうけどすぐ治るとか、あと「波のシリーズ」とか、私の好きなシーン満載。もうまじで何回観たか分かりません、これ。

「あなたに会えてよかった」 - 『自由くん』と『孤独ちゃん』

 

③ ガソリンスタンド

[une]より。

「ガソリンスタンド」 - シソンヌライブ [une] - YouTube

ファンになりたての頃は「どのネタが一番好きなの?」と問われると選べなくて、早いうちからYouTubeにあがっていたこのネタを言うことが多かったように思う。なんか結構ドリフっぽくて、分かりやすくて、伝わりやすくてポップで好き。

ガス欠になっちゃったから早くガソリン入れて欲しいのに、ジジイがボケちゃってて全然入れられない。ついにはガソリンのホースが意思持っちゃって上がったり下がったり…楽しくなっちゃうジジイ…と、なぜだかクリスマスパーティーみたいなムードw

まぁ、もう、お祭りみたいなネタかな、と。笑

ジジイが被ってるサンタの帽子もまた可愛い。

 

② 家具屋

[cinq]より。

家具屋を経営しているお姉さんの髪型とか服装とかがまず好き。とても可愛い。

売り物のベッドで寝てしまった男性を起こさない優しさを持ってるお姉さんなんだけど、いざ男性と接すると警戒心丸出しなところも可愛くて…でも怖がりながらも一生懸命に商品の説明をしたりするんだよね。このお姉さんはきっと真面目なんだわ。凄く好き。

夜中だからセキュリティの関係で男性はお店から出られなくなっちゃって、その傍で「しっくりくる椅子」のフェアの準備をするお姉さん。これまで何脚もの椅子に座ってきたのになかなかしっくりくる椅子には出逢えず、、でも今ここで準備してる椅子たちが全て「しっくりくる」からそのことに不思議がるんだけど、それが何故かというヒントをくれる男性。。

簡単に言ってしまえばお姉さんはそこで運命の男性に出逢えたわけなんだが、それをハッキリ言わない、、、というのがこのネタのオシャレなところ。

「しっくりくる」というアクションでそれを客に解らせるんだから…んもう、好きになっちゃう。笑

それとこのネタで好きなのはお姉さんが誤って放屁してしまうのだけど、その瞬間の「マ」と、その後の男性の気遣いかたね!

ここだけでもいいから観て欲しい。

あと、このネタを『お笑い実力刃』で観て「屁」の音の選びかたってまじで大事なんだなぁ…と思わされました。

志村が拘った理由が分かったわ。

『家具屋』 - 『自由くん』と『孤独ちゃん』

 

① 別れ

[deux]より。

「別れ」 - シソンヌライブ [deux] - YouTube

今や言わずとしれた名作なので、あまのじゃくな私からすると〝今〟コレを「一番好き」と言うのはどっか少し恥ずかしくも感じるのだが、、、でも結局一番好きなのだから仕方ない。

先ほども書いたが、[deux]は初めて買ったDVDだ。推しのライブを初めて観たその日に。

大体そういう時に(ライブ会場で)DVDを買っても、開封すらせずに放置してしまうのがいつもの私なのだが、、、あの時、このDVDを観たから今シソンヌを推している、みたいなところはある。

とは言えDVDを観て最初にハマったネタは先ほど書いたとおり『不倫関係』なのだが、その後「もっとこの人たちのネタを観たい」とDVDを検索している中でじろうさんの著書を知り、Amazonのレビューで「泣ける」というのを見かけて即購入し、届いた本を読んで、、、じろうさんがお母さんを亡くしているということを知ってから、そののちにこのネタにハマった。というのも、大切な人を亡くした人が描くモノならば、たとえそれが「死」を扱ったネタだとしても信じられる、、、と思ったからだ。「死」というものはとてもセンシティブで扱いにくいものだ。なんなら、みんなそこから目を背けて生きてるみたいなとこもあるよね?私自身も母を亡くし、場合によっては「そんな風にネタにして欲しくない!嫌い!」という感情を持ってしまうことだってある。でも私はあの時じろうさんの『甘いお酒でうがい』を読んで「この人(の生み出すもの)についていこう」と思えたし「死」を扱うネタでも笑えるようになったのだ。そのおかげで愛する母の死の悲しみをどこか紛れさせることができたようにも思うし、ここまで笑えるようになった。恩人みたいなものなんです。

このネタは、愛する妹を亡くした兄が喪主挨拶でおかしくなってしまうのだけど、、、

「たっちゃん、俺、ヤバい?……なら良かった。まともでいられる方が、おかしいだろ」

というセリフがもう全て。

だからもうサトシはおかしくていいのです。

それが愛だから。

DVDを買ってすぐ観た時には特に泣くこともなかったこのネタも、今では泣かずに観られなくなった。観る側の感情とか経験、演る側の背景とかも色々あるけど、それが今の私にがっつりハマった、、、というわけだ。だからコレがいま不動の1位。

『別れ』 - 『自由くん』と『孤独ちゃん』

 

 

 

以上、10位から1位までお送りしました。

 

でも、まだDVD化されてないけど[dix]で演っていたネタも好きだし、[モノクロ]で演っていたネタも『ぶちぶちシソンヌ』で演っていたネタも好きなのめっちゃあるから、「DVDになってる単独のネタのみ」という括りを無くしたら3位以降とか変わってくるかもしれない。

だけど、1位2位は変わらないんじゃないかと思うよ。

 

一応、今年書いたこれも貼っておこ。

勝手にシソンヌライブ振り返り - 『自由くん』と『孤独ちゃん』

 

 

好き勝手にすみません。

 

もともとブログを書き始めたのは母の三回忌だけど、[sept]の感想を思う存分書きたくて、、、みたいなとこもあるし、これからも推しのネタを観に行ってはまた勝手に感想を綴ると思うので、引き続き宜しくお願い致します。

 

好きなネタを、いつかナマで観れますように。

 

 

あと

いつか『甘いお酒でうがい』の本に

川嶋佳子さんからサインしてもらいたい。(言霊)